多様性を大切にするカルチャーを体感して欲しい。

多様性を大切にするカルチャーを体感して欲しい。

日本アイ・ビー・エム株式会社ではこの夏にIBM Internship 2020を開催します。その中の「ITスペシャリストコース」について、狙いや魅力などについて、お話を伺いました。企画担当者本人ならではの熱いメッセージです。

Profile

谷生 希望

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・ビジネス・サービス事業本部
アジャイル・イノベーション事業
シニア・コンサルタント
2009年新卒入社/文学部人文社会学科心理学専攻卒

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文系の出身で、ITとは無縁の学生時代を過ごす。サークルでお金の管理を担当し、そのシステムが使いづらいと感じていたことで、ユーザーの立場からITに興味を持つようになる。とはいえエンジニアの道を進むとは想定外だった。入社後は、中小企業のシステム開発、社内の人事研修システムの改修などのプロジェクトを担当。一児の母でもある。

──IBM Internship 2020「ITスペシャリストコース」の企画を担当されていますね。

典型的な文系学生だった私が入社して10年以上もエンジニアとしていくつかのプロジェクトに参画し、さらに今回はITスペシャリストを育成するためのインターンシップを設計しているのですから、この事実だけでも当社がいかにチャレンジを大切にする会社であるかがご理解いただけると思います。私にとっても、とてもやりがいある挑戦です。

テクノロジーの進化に伴って社会の様々なシーンでDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいますが、企業がそうした変化に対応できるように技術力を駆使して支援していくのが、私たちの考えるITスペシャリストです。IBM Internship 2020では、そんなITスペシャリストを目指す皆さんを対象に、5日間にわたって学びの機会を提供します。非常に中身の濃い、まさに“頭に汗をかく”体験をしていただけると思います。

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──このコースに参加すると、何が得られるのでしょう。

まず、チームで課題に取り組んでいただくことで、ITエンジニアにとって大切なチームワークについて学ぶことができます。人間関係構築力、コミュニケーション力、仲間に尽くすことの大切さなども、知ることができます。もちろんIBM Watsonなど日本アイ・ビー・エムが社会に提供する最先端の技術が吸収できますし、実際にハンズオンでコーディングも学んでいただけます。しかしそれらの技術はあくまでツールで、私たちが最も大切にしているクライアントファーストの価値観を貫くには、チームの一体感が何よりも大切です。チームのために頑張れる人材がどれだけいるかが、クライアントに提供する価値を決定するということを、ぜひ学んでいただきたいと思います。

また、日本アイ・ビー・エムならではのカルチャーを体感していただけるのも大きなポイントです。IBM Internship 2020では参加者の主体的な取り組みを何よりも重視していますが、期間中は社員がサポート役として適宜アドバイスをします。そうした経験を通じて、ダイバーシティ、つまり多様性を大切にする当社のカルチャーを理解していただければと思います。これは私が日本アイ・ビー・エムに入社を決めた理由の一つでもあるのですが、当時から既に当社では外国籍社員、障がいのある社員が当たり前のように働き、エンジニアとしてプロジェクトに参加していました。その様子に私は「なんてフェアな会社なんだろう!」と感動し、入社を決めたのです。実際、入社以来、私が女性だからといって何かハンデを強いられたことは一度もありませんし、文系の出身だからと引け目を感じたこともまったくありません。私が参画した社内システムのプロジェクトでは、メンバーの8割が女性でした。

現在私は1歳の娘を育てながらフルタイムで働いているのですが、短時間勤務制度やe-ワーク(在宅勤務)制度など、働く女性のための制度は非常に充実しています。短時間勤務制度は、“何曜日と何曜日は休む”というパターンと“毎日出勤するが早めに退社する”というパターンがあり、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができます。このような制度面での充実に加え、性別・国籍等の違いに一切左右されない完全にフェアでオープンなカルチャーを持つのが当社です。参加される皆さんには、そうした雰囲気を体験していただきたいと思います。

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──インクルーシブな環境は、日本アイ・ビー・エムならではの魅力の一つですね。

当社では、若手だから発言の機会がない、というようなことはまったくありません。年齢や性別、国籍、障がいの有無にかかわらず、しっかり発言すればしっかり耳を傾けてもらえます。逆に言えば自ら発言する主体性は絶対に必要ということですから、それが成長を促してくれることにつながるのだと思います。

それにIBMという会社自体が非常に柔軟で、常に変化しています。かつてはハードウェアがビジネスの大半を占めていましたが、現在はクライアントの変革支援をビジネスの軸としておりそのために必要なら他社製品を組み合わせてサービスをご提供することもあります「IT総合商社」が、現在の日本アイ・ビー・エムなのです。組織もよく変わりますし、こうした環境にいるから、私たちも変化し続けなければなりません。

──どんな方の応募を期待していますか。また、どのような想いで参加して欲しいですか。

最先端の技術によって社会の変革に貢献したいという志をお持ちの方をお待ちしています。また、先ほども申し上げたようにチームワークを大切にできる方を歓迎したいと思いますし、終了時には高い満足度が得られるのは間違いありませんがそこに至る過程は決して楽なものではないので、最後までやりきる強い意思のある方に期待しています。

個人的には、文系の方や女性にも躊躇せずに応募していただきたいなと思っています実際のプロジェクトチームには、戦略的思考に強みを持つ人、システムのデザインが得意な人、裏方として人を支えるのが好きな人、黙々とコードを書き続けたい人など、いろんな人材が参加しています。インターンシップにおいても、志さえしっかりしていれば、文理の別や男女の違いは関係ありません。ITの知見に自信がない方でもぜひご応募いただければと思います。

また、非常に濃密な内容のプログラムを企画しており、かなりハードなインターンシップになると思います。頭脳を限界までフル回転させることが求められるでしょう。チームのメンバーも、同じ学生とはいえ、厳しい選考をくぐり抜けてきた優秀な仲間ばかりです。そのようなハイレベルな環境で過ごせるという点でも、得がたい体験になると思います。ぜひ強い成長意欲と主体性を持って、参加していただきたいです。

──最後に就活に臨む皆さんにメッセージをお願いします。

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冒頭にお話ししたように、私は典型粋な文系学生として当社に入社し、エンジニアとして10年以上のキャリアを積んできました。その間、正直に言えば、“どうして私はこんなもできないんだろう”という劣等感と向き合う毎日でした。けれども主体的に仕事に取り組み、学び続けることで、成長することができたと思います。

技術力があれば必ずITスペシャリストとして活躍できるというわけではありません。コミュニケーション力も必要ですし、クライアントを巻き込んでいく力も必要です。誰でも自分ならではの強みを持っているはずですから、それを磨くことで必ず活躍できるはずです。ぜひ強い意思で一歩を踏み出していただきたいと思います。

※IBM Internship 2020の募集は終了しています。

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