加速するオリックスの事業投資。新人ながらその最前線で活躍する。

加速するオリックスの事業投資。新人ながらその最前線で活躍する。

加速するオリックスの事業投資。
新人ながらその最前線で活躍する。

このストーリーのポイント

  • 事業投資に携わりたいと希望して入社
  • 自分が担当する投資案件に、最後まで一貫して携わる
  • 年次に関係なく、若手でも大胆に案件に関わることができる

「経営人材」としての視座を養える仕事がしたいと考え、オリックスで事業投資に携わることに。年次に関係なく責任ある業務を任せてもらえる風土の中、投資案件を最初から最後まで担当する。経営者のパートナーとして企業価値の向上に取り組むやりがいを実感している。

PROFILE
オリックス株式会社

福井 達矢

事業投資本部
事業投資第一グループ第四課
2023年入社/経済学部経済経営学科卒

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三重県出身。新入社員研修時の希望通り、事業投資本部に配属される。現在は投資先の事業会社に出向いてPMI(M&A後のハンズオン型のバリューアップ支援)に携わる。

経営人材になりたいという志で

学生時代の思い出は、バスケットボール部の活動に尽きます。2年生、3年生とコロナ禍で活動停止を余儀なくされたため、新人として迎えられた次は最上級生として部の運営に当たるという不思議な状況でした。コロナ禍が明けて久しぶりに集まった部員たちをちゃんとしたチームへと取りまとめていくことは簡単ではありません。
私は先頭に立って引っ張っていくのではなく、全体のバランスを見ながら仲間たちに声をかけていくような立ち位置でした。すべてがうまくいったわけではありませんでしたが、試行錯誤しながらチームビルディングを進めていった経験は、私にとって大きな財産となりました。

就職活動に際しては、2つの軸がありました。
1つが「人」です。これまでの人生を素晴らしい人たちに囲まれて過ごしてきたという実感があり、それによって人として豊かな時間を過ごさせてもらったと感じています。社会人としても同じように、素晴らしい人たちに囲まれて生きていきたいと思いました。幼い頃にアメリカで暮らした経験もあり、多様な価値観に囲まれて過ごすことを望んでいました。
もう1つは「経営人材」です。人と人が密に関わりながら組織として成長させていく究極形が企業経営だと考えており、その醍醐味を味わうために経営者に近い目線に立てる仕事に就きたいと考えました。

そうした考え方で就職活動を進めていたので、当初は総合商社や銀行を志望し、オリックスには特別関心を持っていたわけではありませんでした。そんな中で1枚のエントリーシートで複数の企業へまとめて応募できる、一括エントリーというサービスでオリックスのインターンシップに参加する機会がありました。そこで総合商社と金融機関の両方のメリットを併せ持つような会社だという印象に変わり、他にはない面白い会社だと思うようになりました。特に事業投資本部については、まさに私が挑戦したいと思っていた「経営人材」としての視座を養える部署だと思いました。
また、面接官や先輩社員に接する中で、波長が合うと感じたことも志望理由になりました。“相性”のようなものでなかなか言語化しにくいのですが、実は企業選びにおいてこの肌感覚は案外重要なのではないかと思っています。

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オリックスならではの事業投資に携わる

入社の決め手となったのは、プライベートエクイティ(PE)業務を担う事業投資本部で働いてみたいと思ったことでした。非常に高い専門性が求められるため新卒社員が配属される可能性は決して高くはないのですが、少しでも可能性があるなら挑戦をためらう理由はないと考え、入社することを決めました。
もちろん若いうちにさまざまな経験を積んだ後、専門人材として部署の門をたたくという道もあると思いますが、私は遠回りせずに真っすぐ飛び込みたいと考え、幸いにも希望がかなって、新入社員研修後に事業投資本部への配属が決まりました。

オリックスの事業投資の最大の特徴は、自己資金で行うことです。機関投資家から資金を募って運用するPEファンドでは、期間が予め決められている中で早く結果を出すことが求められるのに対し、自己資金での投資ならばじっくりと時間をかけて投資先の事業を育てることができます。出口としては他社への事業譲渡(トレードセール)や株式公開(IPO)にこだわらず、自社の連結子会社として長期的に成長させていくこともでき、さらにはオリックスグループのネットワークを活用して投資先の商品の販路を拡大するなどといったシナジーも期待できます。
目先の利益を追わず、投資先のことを考え、長い目でWin・Winの関係を実現していくために取り組める、そうした自由さがオリックスの事業投資の魅力です。

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自らが関わる案件を成功させるために

事業投資本部に配属された私は1年目から、投資先の会社を見つけてくるソーシングという業務に携わりました。世の中に星の数ほどある企業の中からオリックスと手を組んでともに成長していけるパートナーを見つけてくる業務です。
投資先の条件としてはその会社の属する市場が伸びていること、その会社独自の強みいわゆるエッジの効いた会社であること、事業の拡大や承継のニーズがあるなど投資を受け入れてくれる素地があることといった3点を重視しています。こうした目線で私はメディアやインターネット、さらには企業データベースなどに幅広く目を配り、候補となる企業をピックアップ。案件化に向けて取り組みを進めてきました。

私が関わった案件で投資を実行できたのは、教育ITの企業です。正社員で100人規模の中堅会社で、オーナーの高齢化に伴って事業承継の課題を抱えていたことから、オリックスから資本の提携を申し出る形でアプローチ。経営陣への提案活動やディスカッションを行い、企業価値やリスクの調査(デューデリジェンス)などを実施し、つい先日、実際に投資するに至りました。
この案件の担当者は私を含めて3人で、先輩が途中で別のプロジェクトに移ることになったために、それ以降は2人で担当しました。入社1、2年目の若手である私が事業投資の最前線に立ち、プロジェクトを推し進める経験ができたわけですから、まさにこれこそが私のやりたかったことだと感じました。事業投資の醍醐味を肌で感じることができています。

案件がクロージングを迎え、現在はPMIという投資先のバリューアップ支援をハンズオンで取り組むフェーズに移りました。私は週に4日は先方に駐在し、PMIにおけるさまざまな取り組みについて経営陣と話を進めています。企業価値のさらなる向上を目指すという共通の思いのもと経営陣と協議を重ねることは、まさに入社前に私が描いていた「経営人材」としての視座を養える仕事そのものです。
目の前にいる経営者のために、従業員のために、会社のために、オリックスを代表して力を尽くしていることに大きなやりがいを感じています。投資先の企業価値の向上に向けて、これからが本番です。

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年次に関係なくチャレンジできる風土

オリックスの事業投資は、このように案件の組成からクロージング、PMIまで一貫して携われることが特徴です。
M&Aでは担当業務が細分化され、それぞれの専門家が分業して進めることが多いようですが、オリックスの場合は自分で見つけてきた会社に何年も関わることができるわけです。その結果、非常に多くの経験が得られ、ノウハウも吸収できます。 特にアピールしたい点は、そこに年次は関係ないということです。私自身もその証明の一つだと思うのですが、2年目にしてPMIを推進できるチャンスが得られるのは、まさにオリックスならではで、チャレンジできる風土は当社の大きな魅力です。

PMIには時間がかかります。最終的にトレードセールやIPOを目指すのか、オリックスの連結子会社として成長を図るのか、どのような形の結末を迎えるのかはわかりませんが、それまで数年がかりで私が担当することになると思います。まずはこの案件を成功させることが当面の最大の目標です。
そして次はより大きな案件で、中心的な役割を担ってみたいと考えています。事業投資はまさに自分が望んでいた仕事であり、学べることも非常に多いので、将来的にも長く携わっていきたいと思います。その過程で新たな関心領域が見つかったら、そちらにかじを切るかも知れませんが、事業領域の広いオリックスには無限の可能性が広がっており、自由な挑戦ができるのです。
もし皆さんが事業投資に興味をお持ちならば、ぜひ好奇心を大切にしていただきたいと思います。事業投資に携わるには幅広い知識が必要ですので、あらゆることを吸収する姿勢が不可欠です。どんなことにも首を突っ込み、足を踏み入れる、そんなマインドが求められます。
もちろん法律や会計といった専門知識も必要ですが、それは入社後に学べば大丈夫です。まずはアンテナを高く張ってあらゆることを貪欲に吸収する、そんな姿勢を大切にしていただければと思います。

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