
「治療の幅を広げたい」と考え、GBSメディカルへ。患者さんと向き合い、高い施術効果を導く
「治療の幅を広げたい」と考え、GBSメディカルへ。
患者さんと向き合い、高い施術効果を導く
このストーリーのポイント
- より多くの方の力になりたい」。そのために新しい環境に身を置くことを決める
- 当初は前職との違いに戸惑を感じつつも、自分らしさを発揮できる職場だと実感
- GBSでの鍼灸事業はこれから作り上げていく段階。一歩ずつ歩んでいきたい
患者様に最高の治療を提供し、出会った全ての患者さんを笑顔で元気にすることを治療理念とするGBSメディカル。その考えに共感したメンバーが、チーム一丸となって施術に取り組んでいる。鍼灸師として新たなキャリアを目指す山本も、2024年9月からメンバーとして加わった。一人ひとりの患者と真摯に向き合い、自らの鍼技術を駆使する。効果が問われる仕事であるが、その分やりがいを実感している。
株式会社GBSメディカル
山本 しのぶ
巣鴨院、菩薩のこころを兼務
2024年9月中途入社
生命科学部健康化学科鍼灸専攻卒
静岡県出身。地元を離れ、岡山県の大学で鍼灸を学ぶ。新卒でマタニティ向けの鍼灸アロママッサージサロンに入社。その後、「もっと多くの人に施術し、感謝されたい」と考え、幅広い技術を学べるGBSメディカルに中途入社。「鍼灸治療の意義を知ってもらいたい」と日々取り組んでいる。甘い物やチーズが大好き。同僚と巣鴨の商店街を巡るのも楽しみの一つになっている。
GBSの企業理念と広範囲な技術力に惹かれる
私が大学で鍼灸を専攻したきっかけは、母親から国家資格の取得を勧められたからです。「看護師はどうか」と言われたのですが、自分には向いていない気がして色々と調べていった中で、興味を持てたのが鍼灸師という職種でした。「東洋医学の分野が面白そう」だと思えたからです。
就職活動は3年生の夏休みからスタートさせました。その時に大学の先生に勧められて前職のサロンが開催した就職説明会に参加したんです。その会社は、マタニティ向けに特化した鍼灸アロママッサージサロンでした。主に産前産後の女性が利用するサロンで、お客様のお悩みの多くは腰痛や肩こりなどです。ただ、妊婦さんということもあり強い薬を使うわけにはいかないので、そういった症状を鍼灸で抑える施術をしていると聞き、すごく魅力的な取り組みをされているなと感心しました。思わず「ここに入りたい」と決心したんです。
結局、その会社には3年半ほど在籍しました。転職を考えた理由は、「自分の治療の幅を広げたい」と考えたからです。仕事そのものは楽しかったのですが、その頃は治療や怪我に関する知識は全くありませんでした。それらを身に付けることができれば、「妊産婦さんだけでなく、もっと色々な患者さまを施術し、助けてあげることができるのでは」と思い、方向転換を試みることにしました。
GBSメディカルの存在を教えてくれたのは、私が登録していた転職エージェントでした。「経営理念や使命を明確に掲げていて、鍼灸事業の拡大に積極的に取り組んでいる会社です」とお聞きし、職場見学に行ってみようと思いました。やはり、働いていく上では、何を目指して施術しているのか。その方向性が自分の考えと合致していることを確認したかったからです。
当日は、職場見学の後すぐに社長面接も受けました。面接はすごく和やかな雰囲気だったので、自分がどういう想いを持って生きてきたのか、仕事にどう向き合ってきたのかを素直に話すことができました。
最終的に入社への決め手となったのは、「治せる治療家を目指す」という会社のポリシーに共感できたことと、鍼灸治療を磨けるだけでなく、構造医学やグラビティ姿勢診断、GMT筋膜矯正など多様な治療技術に触れられると確信できたからです。まさに、私が望んでいた通りの新天地だと感じました。
前職との違いを乗り越えながら、自分の施術スタイルを模索
GBSメディカルに入社後、配属となったのはGBS巣鴨地蔵通り整骨院・鍼灸院 筋膜整体院(以下、巣鴨院)でした。転職に当たって職場環境が変わる不安は、ほとんどありませんでした。ただ、柔道整復師の先生方と一緒に働くのは初めてだったので、「人間関係が上手くいくかな」というドキドキを感じていました。ただ、それも入社してすぐに「何も心配は要らない」と気づくことができました。皆さんが、とても穏やかな方々ばかりだったからです。それに、女性の先生も在籍しており、「安心して働けそうだ」と思えました。
巣鴨院のスタッフは、私を含めて4名。鍼灸師としては、私が初めての着任だったので、最初は鍼施術を受ける患者さんは一人もいませんでした。そうしたこともあって、まずは鍼のお試し体験を呼び掛けました。並行して、柔道整復師の先生方が鍼灸の効果が期待できそうな患者さんに利用を勧めてくれたので、徐々に施術をスタートしていくことができました。具体的には、筋肉があまりにも硬い、張り感が強い、内臓の調子が良くない、自律神経が乱れているなどといった方に鍼灸の効果を知ってもらうよう働きかけました。現在は、体験を通して、反応が良かったり、相性が良いと思ってもらえる方に定期的な施術をお勧めしているところです。少しずつではありますが、患者さんが増えていることを実感しています。
巣鴨院で鍼灸施術に携わるやりがいは、患者さんから「体が改善しました」「ここが良くなりました」などと感謝の言葉をいただけることです。前職では治療とリラクゼーションの融合を謳っていたのですが、巣鴨院に来られる患者さんは効果のある治療を目的とされています。それだけに、自分の鍼技術がどれだけのレベルにあるのかがストレートに認識できます。
その一方、前職との違いを感じる場面もあり、入社当初は苦労がありました。例えば、お客様に対する言葉遣いです。前職は高級感や、ホテルライクな雰囲気をアピールしていたので、スタッフには過剰なまでの丁寧さが求められました。こちらは、巣鴨という土地柄もあって親しみやすさが重視されます。切り替えるまでには、どうしても時間が掛かりました。
加えて、前職であれば産前・産後の妊産婦さんや妊活中の方を対象としていたので、男性に対応することがなかったのですが、巣鴨院には男性の患者さまも多く来院されます。男性と女性では体格差があるので、慣れない男性患者さまの施術に苦労を感じていました。隙間時間を見つけては専門書を読んで勉強したり、先輩の鍼灸師の先生に相談したりしながら技術を習得していきました。
そんな当時のことを振り返ると、入社間もない頃に通院していただいた男性患者さんのことを思い出します。その方は体格がとても良くて、筋肉にも厚みや広さがある患者さんで、筋肉の硬さも私がそれまで施術していた女性の方々とは全く違っていました。せっかくの鍼ですから、意味のないものにしたくはありません。一つひとつ探りながら打っていったという感じでした。有難かったのは、その方が元々鍼がお好きであったことです。そのため、鍼に対する体の反応が素晴らしく良かったのです。「すごく足がだるい」と嘆かれながら来院された翌日、再び来られたときには「施術の効果が抜群でした」と仰っていただけました。
こうした患者さんを一人でも多く増やしていくために、施術に当たって私が意識していることがあります。それは、多くの知識や技術を吸収しながらも、最終的には自分の中で納得のいくやり方やメソッドを積み上げていくことです。師匠や先輩からやり方を教わったとしても完全なコピーはできません。自分でノウハウを消化して、引き出しが増えていくと、どんな方が来院されても自信をもって対応出来ます。そしてその根底には、問診や何気ないコミュニケーションで患者さまの本当のお悩みを深く理解する姿勢が必須であると実感しています。
万全のサポート体制。安心して働けると共にスキルを高められる
職場の人間関係の良さや働きやすさは、すでにお伝えした通りです。安心して働ける環境だと感じています。まだまだ、男性が多い整骨院業界ですが、当社で女性社員が多数活躍しているのもそのためかもしれません。産休・育休制度はもちろんですが、女性ならではの制度ということでは、美容院費用の補助制度もあり2カ月に一回、最大1万円まで会社が負担してくれます。こうした制度は前職にはないものだったので、入社当初は大きな驚きがありました。他にも、帰省費用を最大3万円まで補助してくれる里帰り支援制度もあったりします。私も、今度静岡の実家に帰る時には利用しようと思っています。
それだけではありません。技術力を高めるためのサポートも充実しています。例えば、外部講習やセミナーの受講費用の一部を会社が補助する制度があります。私もこの制度を利用して、小児鍼の外部勉強会に参加しようと考えています。
このほか、全社的なサポートという意味合いではないものの、GBS松が谷整骨院に在籍している鍼灸師の先生とはこまめに情報共有を行っています。鍼の方針や細かな施術方法で私と異なる部分も多く、毎回新たな気付きを得られるのは嬉しいです。今春には、新卒で鍼灸の先生が2名入社される予定になっています。配属先は別なところであっても、この巣鴨院で研修を受ける方もいるかもしれません。前職でも、新人研修の担当だった時期もあるので、今から心待ちにしています。
後輩にしっかりと指導できるよう、私自身も日々実践を通じてスキルを高めていかないといけません。そのためにも、数多くの患者さんと向き合って、様々な症例を経験する中で、治療技術の向上を図っていきたいです。もっと多くの患者さんに通っていただくために、今の私にできることは、一つひとつの施術で効果を出していくことです。お支払いいただく金額以上の価値を提供していくために、どうしたら患者さんがより良くなるかを考え、時には周囲のサポートを受けながら最善の方法を見つけていこうと思っています。
GBSの鍼灸治療をさらに充実させていきたい
今後に向けてキャリアプランとしては、中途入社して間もない中ではありますが、まずはGBSメディカルにおける鍼灸治療がさらに充実したものになるよう尽力していきたいと考えています。今後、社内では鍼灸師の先生が徐々に増えていくことでしょう。お互いに研鑽しあい、施術のレベルを高め、鍼灸整骨院の名に相応しい組織を作りあげていきたいですし、その先頭に立てる存在になりたいと考えています。それが、今の私にとって一番大きな目標です。当社の代表も「鍼灸事業のスタッフを増やし、事業として確立していきたい」と熱い想いを伝えてくれました。その想いに応えられるよう私も頑張っていきたいです。
鍼灸を学ばれている学生さんや、新たな活躍の場を模索されている鍼灸師の皆さん、GBSメディカルには患者さんの身体のことを第一に考えている先生が揃っています。鍼灸院には鍼灸院の良さがありますが、柔道整復師の先生の考え方と鍼灸師としてのご自身の考え方をすり合わせていくと、より高度な知識やスキルを身に付けることができるはずです
“一流の治療家”、“治せる施術家”になりたいという夢や願望をお持ちの方がいらしたら、ぜひGBSメディカルに来ていただきたいです。一緒に、鍼灸分野を活性化させていきましょう。少しでも興味が沸いてきたら施術体験や院見学にお越しください。他社とどう違うのか私からもたくさんお話ししたいです。