チャレンジが人と店を大きく育てる。店長とチーフ、それぞれの目線。
チャレンジが人と店を大きく育てる。
店長とチーフ、それぞれの目線。
このストーリーのポイント
- これからも京都で暮らしたいと考えてマツモトへ
- 新人店長、新人チーフとして、チャレンジの日々
- 自ら手を挙げて想いを伝えることで、希望はかなう
地域密着の姿勢を貫くマツモト。その最前線で活躍する店長とチーフが、今の想いを語った。日々の取り組みが成長につながっていくことを実感している。
株式会社マツモト
細野 真平
桂東店 店長
2012年入社
法学部法律学科卒
入社後、本部研修、店舗実習を経て海産部門に配属。海産部門チーフ、日配部門、副店長を経て2024年より店長。マツモトで最も若い店長として活躍中。部下からの信頼も厚い。
竹林 哲平
桂東店 日配部門チーフ
2022年入社
社会学部現代社会学科卒
入社後、本部研修、店舗実習を経て日配部門に配属。2024年より日配部門チーフ。入社3年目で早くもチーフ業務を担当する。人柄のよさから、ともに働くスタッフに慕われている。
就活生1人ひとりに誠実に向き合ってくれた
──就職活動を振り返ってください。
竹林 私は高校3年生から大学4年生まで、ずっとスーパーでアルバイトをしていました。その経験を活かしたいと思ったことが、この業界を選んだ動機です。マツモトを選んだのは、生まれ育った京都でずっと暮らしたいというのが一番の理由でした。
細野 私も京都にいたいと思ったことがマツモトに入社した理由です。実は家内と出会ったのが京都で、就職したら結婚する約束を交わしていました。そのため全国転勤するようなライフスタイルはとても想像できず、お互いに慣れ親しんだ京都で暮らしたいと思ったんです。
竹林 京都っていいですよね。あまり他県のことはわからないですが、観光名所が多かったり、上品な食べ物が多かったり、ちょっと誇らしく感じられるのが京都の魅力です。
細野 5年間もスーパーでバイトをしていたら、いろんなことを学べたでしょうね。
竹林 ええ、特にコミュニケーション力は身についたと思います。年上の従業員ともフレンドリーに会話できたり、第三者目線でアドバイスできるようになったり、人と接する力はだいぶつきました。
細野 そうした竹林くんらしさは、今の仕事にもよく発揮されていると感じます。面接はいかがでしたか。
竹林 とてもいい雰囲気でした。社長や役員といった経営トップの方も、就活生である私の言葉に真剣に耳を傾けてくださり、人を大切にする社風を感じました。
細野 同感です。私は採用担当の方が非常に丁寧だったことが印象に残っています。当時は就職氷河期で、たくさんの学生が面接にやってきたと思うのですが、就活生1人ひとりに名前で呼びかけてくれたり、不安が解消できるようにリラックスさせてくれたりして、この会社なら安心して働けると感じました。
竹林 細野店長は当時、マツモトに対してどんなイメージをお持ちでしたか。
細野 学生時代に住んでいたアパートの近くにマツモトのお店があってよく足を運んでいたのですが、従業員の数が多くて驚いたのを覚えています。非常にたくさんの方が働いていて、それはきっと接客を大切にする姿勢の表れだろうと思いました。
竹林 私は家の近くにマツモトがあったので、小さい頃から家族で買い物に立ち寄っていました。同級生のお母さんが働いていたりして、本当に身近な存在でした。従業員とお客様が親しそうに会話している様子が、今も目に浮かびます。
店長もチーフも、従業員が育ててくれる
――現在のお仕事について教えてください。
細野 お店にいらっしゃったお客様に気持ちよく買い物をしていただき、また来たいと思えるような店にすることが店長の最大の役目です。そのために約100人の従業員が気持ちよく働ける環境をつくることを大切にしています。
竹林 細野店長は毎日、誰よりも早く出勤し、みんなに挨拶をされていますね。
細野 朝、元気な挨拶を聞くと気持ちいいじゃないですか。私は全員に気持ちよくお店のドアを開けてもらいたいと思って声をかけています。私は店長になってまだ3ヵ月の、文字通りの新人店長なんです。一人前の店長かって言われたら自信ないですし、経験不足も自覚しています。店長に昇格する際に経営陣から言われたのが「店長の本当の実力は、店長不在時のお店を見ればわかる」ということでした。店長の指示で従業員が動くのではなく、店長の指示がなくても従業員が主体的に動いている、そんなお店にするのが私の目標です。
竹林 日頃からそういうことを考えていらっしゃるんですね。
細野 夏に海産部門の従業員が「一番の売上を目指したい」とイベントを企画したところ、見事に全店でトップの数字を叩き出したことがありました。自分で考えて実行し、結果を出したことには感動しましたし、そういうチャレンジはもっとやってもらいたいと考えています。
竹林 当店は新人店長の登竜門のようなお店でもあるんですよね。
細野 そうなんです。だからどうしても前任の店長と比べられますし、プレッシャーは大きいですよ。その分、みんなで新人店長を一人前に育ててあげようという気持ちを持ってくれているように感じます。その期待にはぜひ応えたいですね。
竹林 私も細野店長と同様、チーフとしては新人です。チーフは担当部門の従業員の管理や売場のコントロールが仕事です。担当時代は目の前の売場や商品に注力していればよかったですが、チーフになってからはより広い目線での取り組みが求められるようになりました。
細野 売場の従業員は全員年上ですよね。やりづらさのようなものはありますか。
竹林 私より経験豊富な方たちばかりですが、やりづらさは特に感じません。むしろ私がアドバイスをいただくことが多く、ありがたく感じていますし、私もチーフとしてのフラットな目線でのコミュニケーションを心がけています。チーフの中には売場を自分のカラーに染め上げることにやりがいを感じている方もいますが、私はパートさんたちのつくりたい売場を手助けするチーフでありたいと思っているんです。
細野 竹林くんはパートさんたちから本当に好かれていますよ。リーダーシップを発揮して引っ張るというより、一緒に走っていく感覚がぴったりだと思います。
竹林 ありがとうございます。私も、皆さんから一人前のチーフとして育ててやろうという気持ちを感じます。その気持ちに応えて、成長していきたいと考えています。
自ら意思表明すればキャリアの道は開かれる
――細野さんはマツモトで一番若い店長ですね。
細野 マツモトでは会長や社長が普段からお店によく足を運んでくれます。副店長時代、私はお店にやってきた会長に向かって、1年以内に店長になりたいですと直接言ったんです。会長は「あんなことを言ってきたヤツは初めてだ」と驚いていたそうですが、私が店長になれたのも自ら意思表明したことが大きいと感じています。
竹林 自分の想いを伝えることは大事なんですね。
細野 正直、実力も経験も不足してるのでまだ早いとは思ったけれど、自分で一歩を踏み出すことが大切だと考えて、思い切って会長に気持ちを伝えました。声を上げた私にチャンスを与えてくれたことに感謝していますし、マツモトの素晴らしい点だと思います。
竹林 細野店長はバックヤードの掃除なども率先してやってくれますよね。お店のために、という気持ちが伝わってきます。
細野 私もお店の一員ですから、掃除をするのは当然だと思っています。
竹林 海産部門の経験が長かった細野店長からは様々なアドバイスをいただきますが、私はずっと日配部門だったので、とても新鮮に感じています。1人ひとりに声をかけてくださるのは、本当にありがたいです。あと、仕事とは関係ないのですが、私も来年結婚する予定ですので、細野店長には家庭人の先輩としてもアドバイスをいただいています。そんなことまで話し合えるのも、マツモトならではのフランクな人間関係のおかげです。
誰からも信頼される存在を目指して
――今後の目標について教えてください。
竹林 チーフになってまだ1年もたっていないので、まずはチーフとして早く一人前になることが目標です。将来はもちろん店長を目指しているんですが、もっと経験を積んで知識を身につけ、誰からも信頼されるチーフになることが先だと思っています。
細野 先ほども言いましたが、店長を目指すなら、その思いを常に周囲の人に伝えておくことが大切でしょう。心の中で思っているだけでは伝わらないし、自ら手を挙げて気持ちを表明することで、周囲の人も応援してくれるようになりますから。
竹林 ありがとうございます。細野店長の目標は何ですか。
細野 私も竹林くんと同様、従業員の誰からも認められる店長になることが当面の目標です。その後は、より規模の大きなお店の店長に挑戦したいですし、海産部門で育ててもらったという気持ちがあるので、恩返しに海産バイヤーになりたいという希望もあります。
竹林 マツモトって本当にオープンな社風が魅力ですから、コミュニケーションを楽しみながら働ける方が入社してくれると嬉しいですね。
細野 温かい人が多いのがマツモトです。その上で仕事に真摯に向き合い、お互いにリスペクトしながら働いています。そんな環境で成長したいと考えている方と、一緒に働きたいと思います。