貪欲に学び、挑戦し、成長したい。でも今は、お客様に貢献するために、チームメンバーが心地よく働ける環境を作ることが目標です。

貪欲に学び、挑戦し、成長したい。でも今は、お客様に貢献するために、チームメンバーが心地よく働ける環境を作ることが目標です。

貪欲に学び、挑戦し、成長したい。
でも今は、お客様に貢献するために、チームメンバーが心地よく働ける環境を作ることが目標です。

PROFILE
株式会社IDAJ

Y.K.

SPDMソリューション開発部
次長

1999年に理学部数学科を卒業後、新卒でIDAJに入社。 現在は、SPDMソリューション開発部の技術マネージャーとして、システム構築案件の管理やメンバーの業務管理を行っています。また、システム構築作業、技術調査などの実務も担当します。
システムエンジニアであるY.K.が、大切にしていることとは?

IDAJを選んだ理由:シミュレーションでは数学の知識を使っているので関係がありそうだと思った。

シミュレーションで業務は効率化したが、非効率化するシミュレーション業務という矛盾の解消のために。

私が所属するSPDM(※1)ソリューション開発部では、製造業のお客様向けに製品情報やそれに関するシミュレーションデータを管理するシステムの提案やシステムの構築を担当しています。データを管理するためのソフトウェアのご提供、シミュレーションを効率よく使うためのシステム作成だけでなく、データの活用法に関するアドバイスを含めたコンサルティングサービスを通して、お客様の業務プロセス改善、変革をデジタル技術で支援することがミッションです。
20名ほどが在籍しており、プロジェクトごとにチームを編成、私はプロジェクトリーダーとして要件の構想を詰めたり、開発メンバーを動かしたり、場合によっては、システムの提案段階から打ち合わせに参加します。一言でシステム構築といってもお客様からのオーダーはケースバイケースなので、携わる領域は広く、数名単位で2~3か月で納品させていただくこともあれば、10名以上が年単位で取り組む案件もあります。システムは納品して終わりではなく、その後の保守や拡張まで含めると、10年以上のお付き合いがあるお客様も少なくありません。
SPDMの導入とシステム構築にあたって、そもそもデータをどう管理したらよいかわからないお客様とは一緒に管理方法を検討するところからスタートします。管理方法が決まれば、システムをオーダーメイドで作っていきます。システムを管理するとどのような良いことがあるかお試しで知りたいというお客様には、PoC(概念実証)もご提案します。
最近は、Aras InnovatorというMBD(※2)プラットフォームを活用し、シミュレーションデータとお客様の製品情報を結び付けたナレッジの蓄積と共有の実現といったご相談が増えています。

idaj-st05-02.jpg

CFDシミュレーションエンジニアだった3年間の経験が生きていると感じる。

入社後の3年間は、CFD(※3)のシミュレーションエンジニアとして、汎用熱流体解析ソフトウェアを使用した受託解析やソフトウェアの技術サポートを担当していました。その後、自社開発の流体解析ソフトウェアなどの開発、シミュレーションツールの自動化や効率化のためのGUIのカスタマイズなどのシステム開発を経て、現職を担当するようになりました。自然と成長がついてくるような仕事をさせてもらっているのかなと思っています。
一般的にシステムは、そう頻繁に作るものではありません。情報システムの担当者様でさえ、開発・設計者向けのシステムを作ることはそうそうありませんので、設計者の皆様ならなおさらです。そういった不慣れなお客様に対しては、私たちが先んじてフォローし、アドバイスさせていただくことは、とても価値があることだと考えています。少しでも的確なご提案のために、シミュレーションエンジニアとしての視点を持っていることが、システムエンジニアとなった今も、私の大きな糧となっています。

データ管理に関する不便を取り除き、データを活用して、新しい製品開発のきっかけをつかんでいただきたい。お客様の「ありがとう」がやっぱり一番うれしい。

シミュレーションという有効なアプローチを手に入れたにも関わらず、膨大なデータ管理の難しさという不便さからお客様を解放し、探しやすく管理された状態とすることで、貴重な資産であるデータを有効活用できる環境を実現したいという思いがあります。そのためには業務の整理や課題の洗い出しなどの手厚いサポートが欠かせません。そこが「システム構築そのものが業務の見直しになって良かった」といったお客様からのご評価にもつながっているのではないかと考えています。
受注会社の下に入ったり、他社と協業でシステムを構築するよりは、IDAJへ直接ご依頼いただくことが多いため、自然とお客様とやり取りする機会が増え、様々なお言葉をかけていただくことがあります。さらには、お客様から頂戴する課題をクリアすることで技術力を磨くこともできます。

idaj-st05-03.jpg

メンバーがいきいきと活躍できる働き場を目指して。

プロジェクトマネージャーとしての役割に加えて、メンバーのマネージメントを担っています。したがって人材育成という観点から、メンバーの適性や今後伸ばしたい能力に合わせて、参加するプロジェクトを検討します。プロジェクトの規模によっては、システム構築の様々なフェーズに携わることができますし、適性にあわせてアテンドをしていますので、企画や設計などの上流から担当できるのが魅力のひとつだと思います。新卒・キャリア採用を問わず、個人のスキルに合わせていろいろなことを経験しながら成長していくことができる環境を提供したいと考えています。
一人のエンジニアとしては、入社以来変わらず貪欲に学び、成長し、挑戦し続けたいと思いますが、マネージャーである今は、技術構築や情報の入手にも積極的に取り組み、仕事をするための下地づくりも大切な業務です。

一緒に働きたいのは、熱量とモチベーションを自分で保てる人。

採用面談などで、コミュニケーションスキルが高くなければIDAJでは活躍が難しいですか?といったご質問をうけることがあるのですが、実は私自身、コミュニケーションが得意な方ではないので、人と話すことは苦手だと感じています。著しく高いコミュニケーション能力はなくても大丈夫ですが、業務上、コミュニケーションが必要な場面は意外とあります。直接お客様とお話することで、コミュニケーション能力は鍛えられますので、自然と人前に出て話すことにも慣れてきます。私もずいぶん慣れました。
一緒に働いていて楽しいのは、人からモチベーションを与えてもらわないと動けないというよりも、自分のモチベーションは自分で保てる人。自分の中から湧き出てくるような熱量を持って仕事に向き合える人、自ら楽しめるような人です。幸い、技術・営業問わず、IDAJには比較的こういう人が多いと感じています。
これから、私の部署でもお引き受けする案件も大きくなっていきます。そこで働くメンバーが心地よく働きながら成長し、その上でお客様に貢献したいと思います。

idaj-st05-04.jpg

(※1)SPDM:Simulation Process & Data Management。使用目的に応じたシミュレーションモデルの粒度、I/Oのルール、作成プロセスの明確化し、完成したモデルや解析結果をデータベースとして管理する枠組みまたは活動で、最近はPLM(Product Life-cycle Management)ソフトウェアを活用した取り組みが少しずつ広まっています。
(※2)MBD:Model Based Development。モデルベース開発。
(※3)CFD:Computational Fluid Dynamics。計算流体力学。

記載内容は2024年3月時点のものです。

TAGS
SHARE