【業界研究のやり方8選】わからない人にも分かりやすくポイントや注意点も徹底解説!

【業界研究のやり方8選】わからない人にも分かりやすくポイントや注意点も徹底解説!

「業界研究」とは世の中にある業界の種類や特徴を知り、自分の興味や適性にあった業界を見つけるために行います。

自己分析や企業研究並みに大切なプロセスですので、まだやっていない人はしっかり行いましょう。

ここでは業界研究をする4つの目的について紹介していきます。

1.志望する業界を絞るため
2.志望する業界の深堀りするため
3.志望業界に対して適性があるか判断するため
4.面接で深掘りされた時の対策のため

それでは順に解説していきます。

1.志望する業界を絞るため

業界研究の目的の1つ目が「志望する業界を絞るため」です。

元々志望している業界があればいいのですが「特にどこかの業界に興味があるわけではない」という場合はまず、自分がどんな業界で働きたいかをイメージするために幅広く業界のことを知りましょう。

そうすることで気になる業界や興味のある業界が出てくるはずです。

2.志望する業界の深堀りするため

業界研究の目的の2つ目が「志望する業界の深堀りするため」です。

ある程度行きたい業界が定まってきたら次は志望業界の深堀をしていきます。

興味を持ったところを深く調べたり、自分のイメージした業界のイメージの再確認や違った場合は認識を改めるために調べることも必要です。

このように事前に調べておくことで就職後のミスマッチを減らすことができます。

3.志望業界に対して適性があるか判断するため

業界研究の目的の3つ目が「志望業界に対して適性があるか判断するため」です。

志望業界がどんなイメージか想像できたら、志望業界と自分の適性について考えましょう。

業界研究と並行して自己分析をしていれば「この業界でなら自分は活躍できそうだ」と自分の向き不向きを理解しているので、判断しやすいでしょう。

そのため、業界研究の前に自己分析を終わらせておくとスムーズに業界研究を進められます。

4.面接で深掘りされた時の対策のため

業界研究の目的の4つ目が「面接で深掘りされた時の対策のため」です。

面接をしていくと必ず聞かれる「志望動機」では、業界研究をしていないと、深く質問された時に面接官を納得させられるような答えを出せません。

しかし、業界研究をしっかりしていれば「そもそもなぜこの業界を選んだのか」を言語化して話すことができます。

「企業のホームページに書いていることをただ読み上げる」や「なんとなくこの業界を選んだ」などと言う理由にならないようにしっかり調べて対策しておきましょう。

ここでは業界研究の3つのポイントについて紹介していきます。

1.業界全体を「幅広く」把握する
2.気になる業界の事情を「深く」調べる
3.業界の今後の成長を知る

それでは順に解説していきます。

1.業界全体を「幅広く」把握する

業界研究1つ目のポイント「業界全体を幅広く把握する」です。

業界全体の構造や今後の動向を大まかに把握しましょう。

代表的な企業との顔触れや業界の規模などその業界が置かれている状況を理解することが重要です。

2.気になる業界の事情を「深く」調べる

業界研究2つ目のポイント「気になる業界の事情を深く調べる」です。

幅広く理解することができたら、業界内の詳しい現状や今後の課題、将来性などを深く調べましょう。

また、「業界内での企業の違い」や「業界推移」「業界全体での今後の見込み」をリサーチして志望企業なども絞り込むと良いです。

3.業界の今後の成長を知る

業界研究3つ目のポイント「業界の今後の成長を知る」です。

業界の今後の成長性や安定性を知ることは、将来のキャリア形成のためにも重要なポイントになります。

衰退している業界では長期的に働けない場合もあり、自分のキャリアプランと照らし合わせながら志望業界を選択することが重要です。

ここでは業界研究のやり方について紹介していきます。

1.業界団体のホームページ
2.新聞・ニュースを活用する
3.書籍・雑誌
4.業界研究セミナー
5.合同企業説明会
6.OB・OG訪問
7.新卒向け就職エージェント
8.キャリアセンター

順に解説していきます。

1.業界団体のホームページ

業界研究のやり方1つ目が「業界団体のホームページ」を使うことです。

インターネットでは「〇〇業界協会」「〇〇業界団体」などといった、各業界の企業が加盟している任意団体のホームページを見ることができます。

最新の情報をタイムリーに入手することができるのでおすすめです。

2.新聞・ニュースを活用する

業界研究のやり方2つ目が「新聞・ニュースを活用する」を使う方法です。

業界団体のホームページと同様に最新の情報を入手できます。

紙の新聞やテレビニュースを見る習慣がない人は、新聞社やニュースサイトの専用のアプリなどをダウンロードすれば、スマホでのチェックが可能です。

3.書籍・雑誌

業界研究のやり方3つ目が「書籍・雑誌」を使う方法です。

「〇〇業界の〜」というタイトルのついた「業界本」では、各業界の「動向」や「特徴」「具体的な職種」などを解説してくれています。

各業界の全体の流れや動向を把握することができるのでおすすめです。

また、「業界地図」も複数の出版社から出ており参考にするのも良いでしょう。

ただ、発刊から時間が経っていると情報が古くなっているので、最新のものを購入するようにしましょう。

おすすめの書籍

業界地図
「会社四季報」業界地図 2024年版 
13年連続売上No.1で最も売れている「業界地図」の最新版です。(大手書店調べ)
過去最多192業界・テーマの最新トレンドを調べることができます。
就職四季報
就職四季報 総合版2025-2026
企業から掲載料を受け取らないため、完全に「客観的・中立的」な立場から作られたデータブックです。

また、「独自調査で収集した総掲載企業数は5000社」あり、さらに編集部が厳選した各業界の有力企業約1300社について、詳細データを掲載しています。

年収や離職率、有休、残業など人事に直接聞きにくい情報がしっかり載っているのでおすすめです。

4.業界研究セミナー

業界研究のやり方4つ目が「業界研究セミナー」を使うことです。

業界研究セミナーでは実際に社会人として働いている人々から話を聞くことができます。

実際に業界での労働内容や最新情報を詳しく聞くことができるので、よりリアルに将来のキャリアプランがイメージしやすいです。

業界のリアルな情報を聞ける機会は少ないので、参加できる機会があればぜひ参加してみてください。

5.合同企業説明会

業界研究のやり方5つ目が「合同企業説明会」を使うことです。

会社説明会や合同企業説明会、学校内で開催される業界研究セミナーでも業界全体の動向や業界内での立ち位置を知ることができます。

また、各企業の違いを探るためにも同じ業界の企業ブースを回る方法もあります。

企業の雰囲気を生で感じることができ、質疑応答の時間も設けられているので、疑問があれば解消するために利用するのもおすすめです。

6.OB・OG訪問

業界研究のやり方6つ目が「OB・OG訪問」を使う方法です。

自分で調べても分からなかった時に「OB・OG訪問」をしてみましょう。

ただ、一生懸命調べても分からなかった場合のみ使うのであって、なんでも聞いていいわけではないので注意してください。

できる限り業界研究を行い、それでも分からなかったことは訪問の前に「質問リスト」としてまとめておきましょう。

7.新卒向け就職エージェント

業界研究のやり方7つ目が「新卒向け就職エージェント」を使うことです。

業界の情報を自分だけで調べるのには限界が来ると思います。

そこで、おすすめなのが「新卒向け就職エージェント」です。

面談などを通して適性のある業界を勧めてくれたり、業界のリアルな情報を教えてくれたりします。

8.キャリアセンター

業界研究のやり方8つ目が「キャリアセンター」を使うことです。

キャリアセンターでは就職活動全般のサポートをしてくれます。

そのため、「業界研究で悩んでいる」ということを伝えれば親身に相談に乗ってくれるでしょう。

「自分の選考している分野がどの業界に向いているか」や「志望業界について」詳しく教えてくれるので他の方法と併用して使ってみてください。

また、キャリアセンターが開催するガイダンスでは各業界の人から直接話を聞ける機会があるので、余裕があればぜひ参加しましょう。

ここでは業界研究をやらなかった際に起こるデメリットについて紹介していきます。

1.志望度が低いと思われる
2.就職後にミスマッチを起こしてしまう


順に紹介していきます。

1.志望度が低いと思われる

業界研究ができていないと「なぜこの業界を志望したのか」という理由が漠然としたものになってしまい、志望度が低いと思われてしまいます。

志望度を高いと思って貰うためにも、事前に業界について理解を深めておくことが重要です。

2.就職後にミスマッチを起こしてしまう

事前に業界についてしっかり調べておかないことで「入社してみたら思っていた業務と違う」となってしまい離職の原因になります。


自分の強みやスキルがその業界で活かせるのかをリサーチする事が重要です。

ここでは業界研究でよくある質問について答えていきます。

業界研究はいつやるのがベスト?

業界研究は、自己分析の後の春頃から行うのがベストです。

自己分析をして自分の「就職の軸」を見つけてから行うことで、スムーズに進めることができます。

就職の軸が明らかになっていれば「自分に合っている業界」や「気になる業界」を探しやすくなるので、業界研究の前に必ず自己分析をしておきましょう。

また、エントリーシートを書く上で、業界研究は欠かせないのでエントリー作成の時期までには終わらせておきましょう。

業界研究ができていないと、どのような企業に応募すればいいのか分からず、本当に行きたい企業に応募できない可能性があります。

そのため「自己分析後」「エントリーシート前」と覚えておきましょう。

業界研究は様々なやり方があり、上述した方法が絶対正しいというわけではなく、気になる事があればその都度自分で調べましょう。

ただ、業界研究を熱心にしたからといって、必ずしも先行で有利になるとは限らないので適度に行うことをおすすめします。

重要なのは「気になる業界を見つけること」「気になった業界で働くイメージができるか」「エントリーする業界に自分の強みは通用するのか」の3点です。